義務教育で始まった金融教育。ここでは小学生向けにお金とは?から始めるお金についての基礎を説明していきます。
前回のお金の勉強⑥では、お金の価値・値段の決まり方について説明をしました。
お金の価値は過去と現在、現在と未来とでは同じでしょうか?
過去と現在、お金の価値を表す物価を比較して説明していきます。
お金の価値は日々変わる?過去と現在の物価の違い

お金の価値って過去と現在では同じかな?

お金の価値が変わったら大変でしょ?
同じに決まってるよ!

そうだね。お金の価値が日々変わってたら混乱するよね。
でも、5年前の100円と20年前の100円、50年前の100円とではどうだろう?

え?まさか価値は違うの?
急に50年前とか言われたら分からなくなってきたよ。
品物の価値(値段)を物価と言います。
物価は日々変化しています。
現在ではハガキを送る時に必要な切手はの価格は63円ですが、つい最近(2019年)までは62円でした。さらに2017年は52円でハガキを出すことが可能でした。
参考までにお年玉郵便切手で当時ハガキを送ることが可能だった切手の値段をみてみましょう。

なんと60年前の1962年(昭和37年)は5円でハガキを送ることが可能でした!
このように定期的に値上げが行われており、ハガキを送る切手の値段は徐々に上がっていることが分かります。
切手は1つの例であり、他の品物も時代に合わせて変化しています。
このように過去と現在では物の価値は同じではないことが分かりました。
インフレーションとデフレーション、好景気と不景気

物の価値が日々変わることは分かったかな?

昔と今では同じ100円でも価値が全然違うんだね。
前回のテーマである“お金の価値・値段の決まり方〜需要と供給“で説明したように需要と供給のバランスで物の価格は変化することを学びました。
物価は景気の状態(良い、悪い)が大きく関わってきます。
景気が良くなると商品・サービスの需要が高まり物価は上がる一方で経済が低迷すると物価は下がります。
物価が常に上昇する状態をインフレーション(インフレ)と言い、物価が常に低下している状態をデフレーション(デフレ)と言います。

景気の良い、悪いはどのようにして分かるの?

そうだね。
よくニュースで聞く景気が良い(好景気)、悪い(不景気)と言われていますが、好景気や不景気とはどのような状態であるか説明するね。
- 物やサービスがよく売れる
- 会社の売上が増えてもうかる
- 会社がもうかるから働いている人の給料が増える
- 物やサービスを買う人がさらに増える
- さらに物やサービスがよく売れる
好景気はこのように1から5の順番が繰り返される状態を言います。逆に不景気はこの逆の動きが起きてしまいます。
- 物やサービスが売れない
- 会社の売上が減ってしまいもうからない
- 会社がもうからないから働いている人の給料が減る
- 物やサービスを買う人がさらに減る
- さらに物やサービスが売れない
このように物がよく売れて収入が増えるとさらに物を買うことにつながり物価は上がっていきます。
逆に収入が減ると物を買うことを我慢します。我慢することにより物がさらに売れなくなり物価は下がっていきます。
この状態が続くとそれぞれインフレーション・デフレーションへとつながり好景気・不景気と呼ばれるようになっていきます。
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