義務教育で始まった金融教育。ここでは小学生向けにお金とは?から始めるお金についての基礎を説明していきます。
今回のテーマはお金を銀行にあずけるということ。
銀行の役割を勉強し、じっさいに銀行へお金をあずける方法や目的を説明していきます。
あずけることは銀行にお金をかしてあげることになります。かしてあげると何かいいことがあるかもしれません。
お金をあずける

みなさんは銀行にお金をあずけたことはありますか?

お年玉をあずけたことがあるよ。

お、ちゃんとあずけててえらい。
では、なぜ銀行にあずけるの?
あずけたらどうなるの?

たしかに、何でだろう?

それではお金をあずける理由を説明していくね。
お金を銀行にあずける理由はいくつかあります。
- お金を保管する。
- ろうひ(むだ使い)を防ぐ
お金を銀行にあずけずにポケットや引き出しに入れて保管していた場合、気づかないうちに場所を移動したり落としたりして失くしてしまうキケンがあります。
そして、手元にお金があれば、それほどほしいものではなくてもつい買ってしまうキケンがあります。
銀行にお金をあずけておけば銀行がしっかりとお金を保管してくれるのでこのようにお金がなくなる心配はありません。
お金のあずけ方 銀行でこうざを作ろう

では、だれでも銀行に行けばお金をあずけることはできるのかな?

たしか通帳を持っていなければあずけられないんじゃない?

よく知ってるね。
では通帳を持っていればどの銀行に行ってもだいじょうぶなのかな?

えっと・・・
どうなんだろう。
まず、銀行にお金をあずけるにはその銀行のこうざを作る必要があります。こうざを作るには、これからあずけたり引き出したり取引をする銀行を決めます。
そしてその銀行へ行き(インターネット銀行は今回ははぶきます)こうざを作りたいと言って身分を証明できればこうざを作ることが可能です。

こうざができると、通帳とよばれる取引の記録をつけるノートのような物とお金を引き出す時に必要となるキャッシュカードを手に入れることができます。
こうざができればお金をあずけたり引き出したり取引ができるようになりますが、同じ銀行でないとあずけたり引き出したりすることはできません。(同じ銀行であれば支店がちがっていても取引はできます)
利息って何?利子って何?

銀行にあずけると利息というものを受け取ることができます。

利息?
何か良い物でももらえるの?

利息というのはあずけたお礼のようもので、あずけたお金に対して○%と決まった割合でお金がもらえるんだよ。

え?そうなの?
じゃあ、お財布にお金を入れたままにせずにすぐに銀行にあずけたい!
利息は銀行にあずけたお礼として金額はわずかですがお金を受け取ることができます。しかし逆に銀行からお金を貸してもらうと、貸してくれたお礼に利子を払わなければなりません。
銀行は多くの人から集めたお金で、お金を必要とする人にお金を貸しているのです。
銀行は人々にお金を貸すことによって商売をしているのです。
利息の割合は銀行によってちがうので、お金をあずける前に確認してみましょう。
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