義務教育で始まった金融教育。ここでは小学生向けにお金とは?から始めるお金についての基礎を説明していきます。
現在ではお金というと、紙へい(お札)やこうか(小ぜに)など、だれもが当たり前のように使っています。
では、どのようにお金がお金として決められているのでしょうか?過去のお金の歴史から学んでいきましょう。
お金の歴史

大昔、お金がない時代は物と物をぶつぶつこうかんしていましたが、
現在の形になるまでどのような進化をとげていたか分かりますか?

テレビで昔のお金として“小ばん“を見たことがあるよ。

たしかに“小ばん“が使われていた時代もあったけど、“小ばん“はわりと最近のお金の形なんだよ。
それではお金の歴史を紹介するね。
ぶつぶつこうかんをしていた時代、人々はふべんを感じ、いつでもこうかんできる仕組みを作りました。
これが現在のお金の始まりです。大昔は布や石、家ちくなどがお金として使われました。

その後、金や銀、銅などの金属に変わり、小ばんなどのコイン、現在の紙のお金が使われるようになりました。

ちなみに今の“円“が生まれたのは明治4年です。
お金がお金であるための条件

お金はみんながお金としてみとめていないと成立しません。
お金がお金であるための条件は決まっています。

だれもがこれがお金だって言い出したらこまるもんね。
- かちがみんなにとってあること。みとめられていること
みんながお金をお金としてみとめていないとそれはお金として成立しません。みんなにとってかちがある必要があります。
2. 材質が変化しにくいこと
お金がこわれやすかったりくさったり変化する物ではこまります。お金は材質が一定でなければなりません。
3. 単位が小さく、とういつされていること
お金のきのうとして、どんな金がくでも表せなければなりません。1単位の大きさが小さく、同じ単位のお金は大きさや品質がそろっていることが大切です。

当たり前に思っていたけど、10円玉や100円玉は全て同じ大きさでそろっているよね。
5円玉の穴もどれも真ん中に開いているし。

そうだね。
みんなにとって当たり前でかちが同じであると信じているからお金として成り立つんだよ。
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