この記事ではFIREに向けて突き進む投資歴約20年の30代後半サラリーマンの
- 11月の株式市況
- 11月の運用実績
- 12月の投資戦術
について述べていきます。著者の簡単なプロフィールはこちらです。
11月の株式市況
11月の日本の株式指数は対前月末比下表の通りとなりました。
株価(10月31日) | 株価(11月30日) | 対前月末比 | |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 27,587.46 | 27,802.71 | +215.25 |
TOPIX | 1,929.43 | 1,985.57 | +56.14 |
マザーズ指数 | 745.54 | 793.51 | +47.97 |
9月に大きく下げた日米両国の株価指数は10月以降いずれも回復基調にあります。
毎年10月から年末にかけて上昇しやすい相場ではあるものの、今年は米国の急激な利上げとインフレ、ウクライナ情勢など世界的な経済不安は続いています。
さらにコロナ禍以降米国経済を引っ張ってきたGAFAMなどの超大型銘柄の決算が相次いて不調であることから今後の経済見通しは非常に厳しくなることが予想されます。

日経平均株価は年初から続くボックス相場で推移していますが、この先上抜けすることが果たしてできるのでしょうか?
11月の運用実績
私のポートフォリオは現在、個別銘柄投資と長期積立投資と口座を分けて運用をしています。
個別用口座には2020年4月以降は一切入金をしておりません。先月の長期積立口座への入金額は下記の通りとなりました。
- インデックス口座;22.5万円(定額積立)
- iDeCo口座;2.3万円
- 金積立;1万円
- eMAXIS Slim 先進国債権 ; 4%
- eMAXIS Slim バランス ; 16%
- eMAXIS Slim 新興国株式 ; 32%
- eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く) ; 15%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ; 33%
11月を終えてeMAXIS Slim 新興国株式だけが含み損を抱えた状態が続いています。長期積立投資であることから楽観視していますが、リアロケーションを兼ねて投資額調整を実施する予定です。
それでは11月の運用実績は;
- 個別銘柄;+1.72%(前月末比)
- インデックス投資;+4.14%(開始来)
- iDeCo;+20.56%(開始来)
- 金積立;+12.19%(開始来)
個別株式は一部の銘柄が大きく上昇し、また一部は大きく下落するなど個々では安定感はないものの全体的には大きなブレもなく安定的に推移しています。
また、先月まで毎月2万円の現金積立も行っておりましたが11月に積立額が生活防衛資金の目標額に達したことから今後はその分を積立投資へ回す予定です。

12月の投資戦術 4段下げへの警戒とクリスマスラリーへの期待
12月の投資戦術としては;
- 個別口座;2つのシナリオを想定。
・楽観シナリオではクリスマスラリーへの期待から年末に向けて上昇(ボックス上抜け)。
・悲観シナリオでは米国市場の4段下げから下落トレンドの継続。 - インデックス口座;冬のボーナスから来年夏場までの積立投資先への積立額調整(リアロケーション)。
個別銘柄においては不安と期待との狭間での年末となりそうです。
米国S&P500指数を見ると、コロナショック後の急上昇以降今年に入ってからずっと下落トレンドが続いています。ロシアのウクライナ侵攻とインフレに伴うFRBの利上げが主な原因です。

チャート上では現在下落トレンドを上抜けできるかチャレンジ中ですが、跳ね返されると一気に4段下げとなる可能性が高いと思います。
一方、MACDは大きく上向いており、下落トレンドを上抜けると年末年始に向け大きく上昇するクリスマスラリーへの期待が膨らみます。
過去のデータでも12月が最も上昇しやすい相場で政治的な行事も少ないことから期待は膨らんでしまいますね。
しかし前途で記述したウクライナ情勢や急激なインフレ懸念は決して解決したわけではありません。現在も真っ只中であることは事実です。
今後停戦へ向けたニュース、FRBの利上げペースの減速などのニュースはいつか突然必ず入ってきます。ある程度警戒をしつつチャンスを逃さないよう世界のニュース・情報には気をつける必要があります。