この記事ではFIREに向けて突き進む投資歴約20年の30代後半サラリーマンの
- 10月の株式市況
- 10月の運用結果
- 11月の投資戦術
について述べていきます。著者の簡単なプロフィールはこちらです。
10月の株式市況
10月の日本の株式指数は対前月末比下表の通りとなりました。
株価(9月30日) | 株価(10月31日) | 対前月末比 | |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 25,937.21 | 27,587.46 | +1,650.25 |
TOPIX | 1,835.94 | 1,929.43 | +93.49 |
マザーズ指数 | 695.35 | 745.54 | +50.19 |
9月に大きく下げた日本の株価指数はいずれも大きく回復しました。9月が下げ過ぎたというのもあるでしょう。
10月の米国株価指数は値動きの激しい日が続きました。
そしてFRBは4会合続けての大幅利上げ(0.75%)を決め、欧州主要中央銀行の利上げも続いています。
今後は利上げペースも緩やかになるのではという予測も飛び交っており引き続きFRBの発言には注意が必要です。

今年に入ってからはずっと行ったり来たりのボックス相場で推移しています。
今後もこのレンジ内でしばらく推移するのではないでしょうか。
10月の運用結果
私のポートフォリオは現在、個別銘柄投資と長期積立投資と口座を分けて運用をしています。
個別用口座には2020年4月以降は一切入金をしておりません。先月の長期積立口座への入金額は下記の通りとなりました。
- インデックス口座;22.5万円(定額積立) +2万円のスポット購入
- iDeCo口座;2.3万円
- 金積立;1万円
- 定期積立預金(現金) ;2万円
- eMAXIS Slim 先進国債権 ; 4%
- eMAXIS Slim バランス ; 16%
- eMAXIS Slim 新興国株式 ; 31%
- eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く) ; 15%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ; 34%
9月終盤から10月初旬にかけて世界的な株安となりました。
特に保有する新興国株式が大きく落ち込んだこともあり、スポットでの買い増しも行いました。
一種のリアロケーションとして今一番弱い投資先にスポット購入をした次第です。
未だにインデックス口座内はeMAXIS Slim新興国株式だけが含み損となっています。
それでは10月の運用実績は;
- 個別銘柄;+1.01%(前月末比)
- インデックス投資;+4.45%(開始来)
- iDeCo;+21.11%(開始来)
- 金積立;+11.70%(開始来)
10月は前月の投資戦略でたてた楽観シナリオ通り(単なるボックス相場)月初が底でリバウンドしました。
個別株式は10月終盤にずっと狙っていた安定配当銘柄を購入しました。この銘柄のチャートが崩れ大きく落ちたところで拾うことができました。購入後も少し下げてはいますが、まだ下がるようであれば次の抵抗線で追加購入をする予定です。
しかし個別用の現金保有率が低下しているのが心配の種です。
インデックス投資は一時は含み益が0に近ずく場面もありましたが、ドルコスト平均法の威力を発揮し順調に推移しています。今後も長い期間で見るとマイナスになる場面があるとは思いますが、機械的に継続して購入していくのみです。

11月の投資戦術 年末アノマリーは?
11月の投資戦術としては;
- 個別口座;2つのシナリオを想定。
・楽観シナリオでは日経平均株価は28,500円まで上昇。
・悲観シナリオでは米国株安の影響を受け日経平均株価は26,000円近くまで下落。 - インデックス口座;急落が続かない限り静観。急落が続けばスポットで購入。
個別銘柄においては11月も冒頭の日経平均株価チャートの通りボックス圏で推移するとみています。
先月末に新たに購入した安定配当銘柄がまだまだ下がるようであれば次の抵抗線付近で追撃買いを行う予定です。
基本的には個別もインデックスも下げれば追加での買いを行うスタンスです。
通例では11月から翌年の3月から4月にかけて株価が上昇しやすい年末アノマリーがあります。過去60年の平均では70%以上の確率で株価は上昇しており、その上昇率の平均も6%近く期待できます。
しかし今の日経平均株価から平均上昇率の6%を計算すると30,000円には届かず、ボックス圏内に収まる計算になります。
折角の年末アノマリーも急速なピッチで進む円安と海外での金融引き締め、インフレなどネガティブ要因が盛り沢山でどれほど期待していいものかは不透明です。
年末アノマリーというだけで楽観視するのは危険であることに間違いありません。