2023年3月第1週の気になる週間投資関連ニュースと次週の注目経済指標

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この記事では2023年3月第1週(2月26日〜3月4日)に発表された1週間の気になる投資関連ニュースを取り上げていきます。

発表された注目ニュース記事をもとに1週間を振り返り、次週注目すべき経済指標も紹介していきます。

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インドGDP成長率、中国を上回る!規模は世界5位へ

インドの2022年の国内総生産(GDP)の成長率は6.7%となり、中国の伸び率を上回ったと報じられました。

22年名目GDPは約460兆円に達し、英国を抜き世界5位となりました。国際通貨基金(IMF)はインドの2023年GDP成長率が6%台を維持するであろうと見ており、2027年には日本のGDPを追い抜くことが予想されます。

まだまだ人口が伸び続けるだけに今後も経済成長は継続することが確実視されております。

現在ではインド市場への投資は限られており手数料率も1%を超えるなど”手軽”ではありません。しかし、成長率や今後の伸び代を考えると決して無視できない存在になっています。

投信の新興国株式などはインド市場が含まれているだけに投資対象として検討しても良いのではないでしょうか?

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iDeCo加入者数、SBI証券・楽天証券で過半数を占める

SBI証券・楽天証券2社の個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入者全体に占める割合が全体の過半数を占めたと報じられました。

出典元;日経新聞電子版

銀行や保険会社は自社グループの運用会社商品を優先的に揃えるのに対し、SBI証券や楽天証券は積立型で個人投資家に人気のある商品を揃えているのが特徴です。

積立NISAが拡充し、個人投資家もそれなりの知識をつけ始めた今では、銀行に薦められるがままの商品よりも手数料の安い優良商品を見極めるの力を持つようになり、今後もこの傾向が続いていくことが考えられます。

投信積立、積立ペースが加速!年2.4兆円規模へ

2024年から始まるNISA拡充に向けて毎月一定額を積み立て購入する積立投信額が急速で伸びています。

インターネット証券大手5社では毎月約2000億円が積み立てられており、2021年から2022年にかけて購入額が倍増しました。

出典元;日経新聞電子版

ネット証券での買付手数料は安く誰でも簡単に初めて継続するにはもってこいの投資法です。2024年にはNISA拡充という一大イベントもあるだけに、今後はさらに巨額マネーが流入することが予想されます。裏を返すと、ある程度買い支えられるということにもなります。ただし、購入商品が外国向けがほとんどであることが今後の課題となるでしょう。

鉄鋼株は5年ぶりの高値、スーパーサイクル突入か?

この数週間、鉄鋼株が非常に強く上昇率が急伸し2018年5月以来、5年ぶりの高値圏へ突入しました。

出典元;日経新聞電子版

最近は割安株であるバリュー株に資金が流れており、特に鉄鋼株への資金流入が著しく伸びています。

以前、個別で公開した記事 “スーパーサイクル突入? 非鉄株は夢の株?〜テンバガーへの関連銘柄” でも詳しく述べていますが、特に鉄鋼株は10年おきに爆上がりをするスーパーサイクルに入った可能性があります。実際にスーパーサイクルに突入しているのであれば、現在の株価は序章にすぎず、まだまだ上昇の余地が大いにあります。

世界の企業の配当金総額は過去最高額の213兆円!

世界の上場企業は配当金を増やしていると報じられました。2022年の配当金総額は1兆5600億ドル(約213兆円)と前年比8%も増加したようです。

資源高の影響でエネルギー関連銘柄への増配が多く見受けられました。

2023年も世界的に増配傾向であるとのことで、いわゆる高配当株は株価も底堅く推移しています。

日本でも2022年は高配当株がブームになり3%以上の配当利回りがあり、さらに業績も健全な企業も多くあります。安定的な配当金と株価推移が確認できる銘柄は今後ますます人気を集めそうです。

3月第2週の世界注目経済指標

次週、3月第2週に注目する経済指標は下記の通りです;

  • 3月7日 中国 2月貿易収支
  • 3月7日 米国 連邦準備理事会 FRBパウエル議長発言
  • 3月8日 米国 2月雇用統計
  • 3月8日 米国 FRBパウエル議長発言
  • 3月8日 カナダ 政策金利
  • 3月10日 日本 日銀金融政策会合 政策金利発表
  • 3月10日 日本 黒田日銀総裁 定例記者会見
  • 3月10日 米国 2月失業率
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