この記事ではFIREに向けて突き進む投資歴約20年の30代後半サラリーマンの
- 8月の株式市況
- 8月の運用結果
- 9月の投資戦術
について述べていきます。簡単なプロフィールはこちらです。
8月の株式市況
7月の日本の株式指数は対前月末比下表の通りとなりました。
株価(7月31日) | 株価(8月31日) | 対前月末比 | |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 27,801.64 | 27,906.17 | +104.53 |
TOPIX | 1,940.31 | 1963.16 | +22.85 |
マザーズ指数 | 718.55 | 742.13 | +23.58 |
8月の日本の株価指数はいずれも上昇する展開となりました。
月末に行われた米国ジャクソンホール会議では、パウエル議長がインフレ抑制を最重要課題として利上げを継続することを明言しました。
この発言の影響を受けNYダウは週間で2000ドル近く下げましたが、月間では日本の株価指数は上昇して終えています。
この米国発の株安が9月の日本株価にどのような影響を与えるのでしょうか?

8月の運用結果
私のポートフォリオは現在、個別銘柄投資と長期積立投資と口座を分けて運用をしています。
個別用口座には2020年4月以降は一切入金をしております。先月の長期積立口座への入金額は下記の通りとなりました。
- インデックス口座;22.5万円(定額積立)
- iDeCo口座;2.3万円
- 金積立;1万円
- 定期積立預金(現金) ;2万円
8月は終盤に米国株で波乱はありましたが、想定外の大幅な急落ではなく、スポット買いなどは行わず通常通りの積立を行いました。
- eMAXIS Slim 先進国債権 ; 4%
- eMAXIS Slim バランス ; 16%
- eMAXIS Slim 新興国株式 ; 33%
- eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く) ; 14%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ; 33%
これまで新興国株式だけが含み損を抱えていましたが、ようやくプラマイ0にまで戻ってきました。この間、ドルコスト平均法で口数を増やせたとポジティブに考えています。
それでは8月の運用実績は;
- 個別銘柄;-3.57%(前月末比)
- インデックス投資;+6.07%(開始来)
- iDeCo;+20.14%(開始来)
- 金積立;+10.77%(開始来)
個別株式は銘柄ごとに色々ありましたが、全体的に地合いが悪く上値が重い展開が続いています。
米国株中心のインデックス投信、iDeCoは今月意外にも利幅が増加しています。
資産総額が増えてくると1%の増減でかなり金額が動きますが、どんな状況でも冷静に継続して積み立てていく事で滑らかに資産が増加している実感をしています。

9月の投資戦術
9月の投資戦術としては;
- 個別口座;2つのシナリオを想定。
・楽観シナリオでは日経平均は反発し29,000円の壁突破にトライ。
・悲観シナリオでは米国・世界株につられて日経平均株価も26,000円近くまでの下落。 - インデックス口座;今月も米国指数がよほどの大暴落をしない限りスポット買いを行わず決められた額を積み立てる。
個別銘柄においては大きく上記の通り2つのシナリオを想定しています。
冒頭の日経平均株価チャートの通り、上下に抵抗線がそれぞれ存在します。
先月末のジャクソンホール会議以降、株価は下落圧力が凄まじく、短期的にはまだまだ下落する可能性が高いかと思います。
日本株価は長らく続いた下落トレンドの終焉を受け、上昇に転じる事も少し期待をしつつ、26,000円付近までの下落覚悟は必要です。
仮に26,000円の水準まで下落すれば、目をつけている個別銘柄も釣られてある程度安くなっている可能性があります。買い増しをするには良いタイミングです。
しかし、FRBがいつまでもこのペースで利上げを続けるはずはありません。
米国のリセッションも近づいています。既にリセッションに入っていると考えている専門家もいます。
そう遠くない未来、FRBは利上げ幅を縮小し、利上げを止める日が来るでしょう。そのタイミングで米国株は再び上昇する事も考えられます。
短期的・中長期的、個々でしっかりと自分の軸を持って対応していくことが大切です。中長期的には短期の下落は養分です。