この記事ではFIREに向けて突き進む投資歴約20年の30代後半サラリーマンの
- 3月の株式市況
- 3月の運用実績
- 4月の投資戦術
について述べていきます。著者の簡単なプロフィールはこちらです。
3月の株式市況
3月の日本の株式指数は対前月末比下表の通りとなりました。
株価(2月28日) | 株価(3月31日) | 対前月末比 | |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 27,445.56 | 28.041.48 | +595.92 |
TOPIX | 1,993.28 | 2,003.50 | +10.22 |
マザーズ指数 | 748.68 | 749.45 | +0.77 |
3月は米国シリコンバレーバンクの破綻をきっかけに複数の銀行が破綻し、スイス大手のクレディ・スイスも破綻の危機に陥るなど世界的な金融危機が起こりました。
これにつられ日本の金融株も大きく売られ、一時全面安の様相となりましたが、各国の素早い対応で一旦持ち直す展開となっています。
一方で日本株は金融ショック後、3月末決算に向け徐々に上昇し、権利確定後も上昇するという強い相場となっています。
しかし金融不安は完全に払拭されたわけではなく不安の火種は残ったままです。
3月の運用実績
私のポートフォリオは現在、個別銘柄投資と長期積立投資と口座を分けて運用をしています。
個別用口座には2020年4月以降は一切入金をしておりません。先月の長期積立口座への入金額は下記の通りとなりました。
- インデックス口座;22.5万円(定額積立)+2万円(スポット購入)
- iDeCo口座;2.3万円
- 金積立;1万円
- eMAXIS Slim 先進国債権 ; 4%
- eMAXIS Slim バランス ; 15%
- eMAXIS Slim 新興国株式 ; 32%
- eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く) ; 16%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ; 33%
- 個別銘柄;+3.43%(前月末比)
- インデックス投資;+3.56%(開始来)
- iDeCo;+15.89%(開始来)
- 金積立;+18.42%(開始来)
個別株式は2月に組み替えた銘柄【高EPS伸び率、低PBR】が上昇し全体を牽引しています。
また今年から本格的に高配当株にも取り組むこととし、3月決算前にいくつかの高配当株を仕込むことができました。高配当株は一旦別枠で保有し、大きく下がったところで買い増していく方針です。
インデックス積立投資はシリコンバレー銀行の破綻後、大きく下げた新興国株式をスポットで買い増しました。このような一時的なショック時は焦らず一旦落ち着いたところで拾っていくことでその後の利益を稼ぐ良いチャンスになります。

4月の投資戦術 金融不安の中バリュー株に追い風か?
4月の投資戦術としては;
- 個別口座;
低PBRのバリュー株をターゲットにし【買い】の姿勢でチャンスを待つ。 - インデックス口座;
金融不安が完全に払拭されたとは思っておらず、次なる急落に備え、急落が来たら躊躇なくスポット買いを試みる。ただし、過去の下値ラインを意識する。
【個別株投資】においては、日経平均株価がボックス圏を上抜ける期待を持ちつつ上昇余地のある銘柄を探していきます。具体的には低PBRでありEPSが伸びている銘柄がターゲットです。
東証からPBRが1倍以下の上場企業に対し、株価を引き上げる具体策を開示・実行するよう要請しました。東証がここまで具体的に踏み込んでくることは珍しく本気度が伝わってきます。
約1800社ものPBR1倍割れ企業が実際に株価上昇に向けて具体的な行動を移すとなると当然株価は上昇することになり、長らく続いたボックス相場も上抜ける可能性があります。これは東証から吹く株価上昇への強い追い風になるのではないかと期待しています。
PBR1倍割れの銘柄には大きな上昇余地があるということで、基本的には【買い】で挑んでいく予定です。

個人的には銀行株がもう少し下げてくれないか待っていますが、下がらなければ下がらないで他を探すのみです。
【インデックス投資】は今回の金融不安をしばらくは静観するつもりです。今後、新たな破綻や危機などのニュースがあれば、金融不安がさらに膨らみ前回以上に急落する可能性もあります。
その際は追加でのスポット買いを行う予定ですが、急落したから買うではなく、予め自分で決めた水準よりも割安と判断すれば買うなど、一定のルールを決める必要があります。
急落したとしても、以前の水準から高ければまだ高いと判断できますし、自分のシナリオをしっかり持って挑んでいきたいところです。