この記事ではFIREに向けて突き進む投資歴約20年の30代後半サラリーマンの
- 9月の株式市況
- 9月の運用結果
- 10月の投資戦術
について述べていきます。著者の簡単なプロフィールはこちらです。
9月の株式市況
9月の日本の株式指数は対前月末比下表の通りとなりました。
株価(8月31日) | 株価(9月30日) | 対前月末比 | |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 27,906.17 | 25,937.21 | -1,968.96 |
TOPIX | 1,963.16 | 1,835.94 | -127.22 |
マザーズ指数 | 742.13 | 695.35 | -46.78 |
9月の日本の株価指数はいずれも大きく下落し、日経平均株価は終盤にかけ2,000円近く急落する展開となりました。
米国FRBパウエル議長は3会合続けての大幅利上げ(0.75%)を決行し、欧米の主要中央銀行も相次いで利上げを行いました。

これらの影響を受け日経平均株価は急落し2,000円近く下げる展開となりました。
問題はどこまで下げるか?です。この数ヶ月の下値抵抗ラインを見るとそろそろ底値に近いのですが、米国の株価指数を見ると抵抗ラインを割れて下落しています。
日本も同様に考えると、25,000円を割り込むことを覚悟しておかなければなりません。
9月の運用結果
私のポートフォリオは現在、個別銘柄投資と長期積立投資と口座を分けて運用をしています。
個別用口座には2020年4月以降は一切入金をしております。先月の長期積立口座への入金額は下記の通りとなりました。
- インデックス口座;22.5万円(定額積立)
- iDeCo口座;2.3万円
- 金積立;1万円
- 定期積立預金(現金) ;2万円
- eMAXIS Slim 先進国債権 ; 4%
- eMAXIS Slim バランス ; 16%
- eMAXIS Slim 新興国株式 ; 32%
- eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く) ; 14%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ; 34%
9月は終盤にかけて世界的な株安となりました。
先月投稿した9月の投資シナリオの悲観シナリオが悲しくも的中してしまいました。
インデックス口座は堅調に推移していましたが、eMAXIS Slim新興国株式が特に弱く含み損となった為、9月末時点でスポットの買い入れを行い10月初旬に買い増される事となります。
それでは9月の運用実績は;
- 個別銘柄;-4.19%(前月末比)
- インデックス投資;+0.07%(開始来)
- iDeCo;+13.96%(開始来)
- 金積立;+12.36%(開始来)
個別株式は2ヶ月続けて4%近くの下落となり、何も策を打てなかったことは大きな反省です。しかし、一時よりも現金保有率が高くなっており、今後さらに下げた場合は積極的な買い増しを予定しております。
一方インデックス投信は個別が崩れても堅調な動きをしていましたが、eMAXIS Slim 新興国株式が急落し全体的に大きな含み益を消し去りました。
iDeCoは米国株式中心のため、まだまだ余力はあります。
金はやはり株式が弱い時は安定しています。

10月の投資戦術
10月の投資戦術としては;
- 個別口座;2つのシナリオを想定。
・楽観シナリオでは日経平均株価は25,700円まで下げてから反発開始。
・悲観シナリオでは米国株安の影響を受け日経平均株価は24,700円近くまで下落。 - インデックス口座;米国指数は下値抵抗線を突破したことにより今後もしばらく下落局面が続く。段階的にスポット購入を行う(打診買い)。
個別銘柄においては大きく上記の通り2つのシナリオを想定しています。
冒頭の日経平均株価チャートの通り、抵抗線がそれぞれ存在します。
直近の抵抗線を信用すればそろそろリバウンド開始と期待したいですが、米国株式指数が抵抗線を割れてしまったことから更に下落することも予想しなければなりません。

どちらにせよ業績良く割安水準まで下げている銘柄は何段階かに分けて買っていこうかと考えています。
インデックス口座は米国中心ですが、ポートフォリオで30%以上を占める新興国株式が大きく足を引っ張っており、ここに来て下落幅が大きくなっています。既にスポット買いを10月初旬に予定されていますが、更に下がれば段階的にスポット買いを行う予定です。
全体的にはかなり厳しい投資局面ですが、長らく購入のタイミングを待っていた人にとってはようやく来た買い場かもしれません。
しかし、まだ底を確認したわけではありません。焦って購入するのは危険です。
ここからは段階的に買い挑んでいくのが基本路線です。