7月の運用結果と8月の投資戦術〜大幅利上げ継続と景気後退懸念〜

この記事ではFIREに向けて突き進む投資歴約20年の30代後半サラリーマンの

7月の株式市況

7月の日本の株式指数は対前月末比下表の通りとなりました。

7月の日経平均株価は2000円以上も上げる展開となりました。6月末は5月末に比べ2000円以上も下げていたことからレンジで動いていることが分かりました。

日経平均株価は昨年9月中旬に付けた高値(30,795円)をピークに10カ月も下落トレンドが続いております。その間、下落トレンドの中でのレンジ相場となっていましたが、今月ようやく下落トレンドは打ち破ったかのようなチャートを描きました。

しかし上値抵抗線は28,000円付近にあり、ここを上抜けることが出来るかが8月のポイントになります。上抜けることが出来なければ再びレンジ相場として一旦下落をすることでしょう。

日銀は金融緩和を維持する中、米国FOMCでは前月に続き0.75%の大幅利上げを行うとパウエル議長が発表しました。同時に景気後退についても触れ、『今はまだ景気後退に陥っていない』と明確に言及しました。

しかし7月末に発表されたGAFAMの決算では減益発表が相次ぎ景気後退懸念は増すばかりです。

私のポートフォリオは現在、個別銘柄投資と長期積立投資と口座を分けて運用をしています。

個別用口座には2020年4月以降は一切入金をしております。先月の長期積立口座への入金額は下記の通りとなりました。

7月の長期口座への入金額

7月は先に述べた通り世界のインフレが止まらず各国中銀の利上げが続いています。

しかし7月末になり円安も一服し、仮想通貨も下げ止まったかのような動きをしています。

7月は大きな急落などが無かったため、特にスポット買いなどは行わず通常の積立を行いました。

インデックス投資構成比率（7月末日現在総合）

依然として新興国株式だけが含み損を抱えています。

それでは7月の運用実績は；

7月末時点の運用実績

個別株式は一部利確や損切りを行い現金保有率を上げました。しかし試行錯誤を重ねるもなかなか思い描くような展開にはなりません。

一方インデックス積立は決められた日に決められた金額を機械の如く買い進めてますが、さすが最強と呼ばれる投資手法なだけあり順調に資産は増えています。

8月の投資戦術としては；

個別口座；2つのシナリオを設定。
・楽観シナリオでは日経平均が上抜け全体的に上昇し30,000円を目指す。
・悲観シナリオでは日経平均28,000円の壁に跳ね返され再びレンジ相場となりしばらく低迷。
インデックス口座；今月も米国指数がよほどの大暴落をしない限りスポット買いを行わず決められた額を積み立てる。

個別銘柄においては大きく上記の通り2つのシナリオを想定しています。

28,000円にある抵抗線を上抜ければ日経平均は30,000円付近まで上昇することを想定し、跳ね返されれば再び26,000円以下になる事を想定しています。

これまで牽引してきたセクターは勢いが無くなっており次のセクターへ移動し始めているとも考えています。

冒頭の日経平均チャートを見ても7月末の値動きが限定的で、今後大きな乱高下がやってくる可能性があります。上下どちらに動いても対応出来るように心構えが必要です。

上昇すれば売りのタイミングを探し、下落すれば買うタイミングを探す。欲を出さずシンプルに動けるかどうかです。