この記事ではFIREに向けて突き進む投資歴約20年の30代後半サラリーマンの
- 1月の株式市況
- 1月の運用実績
- 2月の投資戦術
について述べていきます。著者の簡単なプロフィールはこちらです。
1月の株式市況
1月の日本の株式指数は対前月末比下表の通りとなりました。
株価(12月31日) | 株価(1月31日) | 対前月末比 | |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 26,094.50 | 27,302.22 | +1,207.72 |
TOPIX | 1,891.71 | 1,975.27 | +83.56 |
マザーズ指数 | 730.41 | 775.93 | +45.52 |
1月の日経平均株価やマザーズ指数などはいずれも前月と比べ上昇しました。ここ数ヶ月は毎月上下を繰り返すボックス相場となっています。

1月はカナダの中銀が利上げを一旦見合わせることを発表し、米国FRBも0.25%の利上げとこれまでの利上げ一辺倒からは様子が確実に変わってきています。
そしてセクター別で見ると、これまで牽引してきた海運から鉄鋼や銀行へのセクターチェンジが加速しました。
1月の運用実績
私のポートフォリオは現在、個別銘柄投資と長期積立投資と口座を分けて運用をしています。
個別用口座には2020年4月以降は一切入金をしておりません。先月の長期積立口座への入金額は下記の通りとなりました。
- インデックス口座;22.5万円(定額積立)
- iDeCo口座;2.3万円
- 金積立;1万円
- eMAXIS Slim 先進国債権 ; 4%
- eMAXIS Slim バランス ; 16%
- eMAXIS Slim 新興国株式 ; 32%
- eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く) ; 16%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ; 32%
- 個別銘柄;+6.18%(前月末比)
- インデックス投資;+2.64%(開始来)
- iDeCo;+16.97%(開始来)
- 金積立;+13.24%(開始来)
個別株式は保有する一部のグロース銘柄に良いニュースが舞い込みS高が続き大きく上昇しましたが一方で大型銘柄は日経平均の上昇に伴わない動きとなりました。
インデックス積立投資は一時含み損を抱える時期もありましたが米国株のリバウンドと新興国株式の上昇により含み益で着地することができました。

2月の投資戦術 ボックス相場は続くのか?密かに上昇するマザーズ銘柄
2月の投資戦術としては;
- 個別口座;
1. ボックス相場がまだまだ続くことを想定し上値付近で一部利確。
2. マザーズ市場が堅調であることからファンダメンタルがしっかりしているグロース銘柄を物色。 - インデックス口座;
1. 新興国株式の復活基調を静観。
2. GAFAMの減益による米国経済リセッションへの影響を様子見(場合によっては投資比率の見直し)。
個別銘柄においてはまだボックス相場が続くことを想定しなければなりません。
日経平均と連動するような銘柄はボックス上値付近で一部利確を行うことになるでしょう。
また、ここにきてマザーズ指数が安定して上昇ムードになってきたのに注目です。

上表はマザーズ指数の週足チャートですが、昨年夏前に底を打ってから上昇ムードになっています。810円付近に上値抵抗線がありますが、ここを超えてくれば本格的なリバウンド相場もあるのではないでしょうか。
また、出来高を見ると先月は一時的に増加しており、上昇に向けての予兆ではないかと注目しています。
グロース銘柄には逆風であるインフレ・金利上昇という流れではありますが業績が良い新興企業は多くあります。次に来るかもしれないセクターの1つとして調査をする価値はありそうです。
インデックス投資は1月に入り徐々に新興国株式が回復してきています。一方でGAFAM全社の減益が発表されたことにより米国経済のリセッション入りも近いのかもしれません。
リセッション入りも想定した動きが必要であり、今後下落トレンドが継続していくようであれば、これまで新興国株式に重点を置いてきた投資比率を米国株式へ少し移動させることも検討するでしょう。
インデックス投資は株価が冴えない時こそが積み上げ時期です。