この記事ではFIREに向けて突き進む投資歴約20年の30代後半サラリーマンの
- 12月の株式市況
- 12月の運用実績
- 1月の投資戦術
について述べていきます。著者の簡単なプロフィールはこちらです。
12月の株式市況
12月の日本の株式指数は対前月末比下表の通りとなりました。
株価(11月30日) | 株価(12月31日) | 対前月末比 | |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 27,802.71 | 26,094.50 | -1,708.21 |
TOPIX | 1,985.57 | 1,891.71 | -93.86 |
マザーズ指数 | 793.51 | 730.41 | -63.10 |
12月の日経平均株価やマザーズ指数などはいずれも前月と比べ大きく下落しました。
12月の大きな出来事としては日銀が実質的に長期金利を0.5%利上げすることを発表し株価はすぐさま反応し急落。為替も1日で5円以上も円高になるなど不安定な動きをしました。
クリスマスシーズンで商いが薄い時期の場中に発表されたこともあり市場は一時パニック状態に陥りました。

12月の日本株式相場はボックス相場の上限で跳ね返され、ほぼ下限である26,000円付近でもみ合っています。
12月の運用実績
私のポートフォリオは現在、個別銘柄投資と長期積立投資と口座を分けて運用をしています。
個別用口座には2020年4月以降は一切入金をしておりません。先月の長期積立口座への入金額は下記の通りとなりました。
- インデックス口座;22.5万円(定額積立) +余ったポイントで月末に0.5万円分スポット購入
- iDeCo口座;2.3万円
- 金積立;1万円
- eMAXIS Slim 先進国債権 ; 4%
- eMAXIS Slim バランス ; 16%
- eMAXIS Slim 新興国株式 ; 32%
- eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く) ; 15%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ; 33%
- 個別銘柄;-6.02%(前月末比)
- インデックス投資;-1.52%(開始来)
- iDeCo;+14.50%(開始来)
- 金積立;+9.42%(開始来)
個別株式は一部のグロース銘柄が急落し、その影響が大きくかなり酷い状況に陥っています。年末の数日間でやや落ち着きは取り戻してきましたが、1月以降も非常に心配な状況に変わりはありません。
インデックス積立投資は12月を終えてeMAXIS Slim 米国株式以外はどれも含み損を抱える状況に陥っています。どれも長い目で見れば一時的な含み損だと割り切っており特に気にするようなことではないでしょう。

1月の投資戦術 日銀実質利上げの影響は?
1月の投資戦術としては;
- 個別口座;2つのシナリオを想定。
・楽観シナリオではボックス圏での推移により再び上昇を開始。
・悲観シナリオでは日銀利上げの影響を引きずりボックス相場下限を突破し24,000円近くまで下落。 - インデックス口座;中国を中心に冷めきっている新興国株式への比重を増やす。
個別銘柄においては悲観シナリオを考慮しつつ、恐らくボックス圏で推移するのではないかと想定しています。
日銀の実質利上げの影響も限定的で次第に織り込まれていくのではないでしょうか。日銀は正式な利上げではないと表明していますが、メガバンク各社は固定金利を上げると発表しています。
しかしそれよりも米国経済の悪化による連鎖下げに警戒が必要です。
インデックス積立は積立開始時依頼久しぶりに含み損を抱える状況に陥っていますが、こちらは長い目で見ればこういう時もある程度で楽観視しています。
これから米国経済のリセッション入りなどネガティブな話題も飛び交うこともあるかと思いますが、株価が低迷する時こそが仕込みどきです。
現在冷めきっている新興国株式は今後回復してくるのではないかと期待しつつ、割安である今少しずつ割合を増やしていく予定です。
2022年は年間を通しても個別株を中心に負け越してしまいました。2023年は米国大統領選の前年ということもあり株価は上昇しやすい相場です。(卯年は株価が上昇しやすいアノマリー現象があります。)
世界的にはウクライナ情勢も落ち着いたわけではなくインフレ懸念もピークアウトしたとも言われていません。引き続き不安要素が多い相場環境の中、慎重な対応が求められます。