証券取引所とは?世界から多額の資金が集まる場所~高校生向け金融教育⑧

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義務教育で始まった金融教育。ここでは小・中学生向けにお金とは?からお金についての基礎を勉強しました。
次のステップ(高校生向けの金融教育)としてお金を得る方法やお金を運用する大切さとリスク、お金との向き合い方を解説していきます。

ここまで株式投資投資信託について勉強をし、前回のテーマでは日経平均株価・TOPIXとは何かについて学びました。

今回は株式などが売買される場所である証券取引所について説明していきます。

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証券取引所とは

証券取引所とは主に株式や債券の売買取引を行うための場所です。

証券取引所は日本全国に4ヶ所(東京・名古屋・福岡・札幌)あります。

投資家が株式や債券の売買を行う場合、まずは証券会社に売買注文を行います。投資家から注文を受けた証券会社は、それらの注文を各証券取引所に取り次ぎます。そして証券取引所にて売買が成立されます。

投資家の注文処理を行うのは証券会社で、取引が行われる場所が証券取引所です。

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証券取引所には世界から多額の資金が集まる

証券取引所で株式を売買されるにはまず“上場“する必要があります。

日本には約140万社の株式会社が存在していますが、“上場“している会社は約3,800社と全体のほんの一部です。

株式会社を上場させるには非常に厳しいいくつもの上場基準、いわゆる審査を通過する必要があります。

この審査を通過すると晴れて上場することができ、投資家から多額の資金を調達することが可能でビジネスの幅がさらに広がることに繋がります。

東京証券取引所

日本で上場している大企業の株式売買が行われている取引所は東京証券取引所です。

東京証券取引所は世界的にも大規模な証券取引所で、東京証券取引所は1日の売買数・売買金額が非常に多い証券取引所です。

毎日だいたい2兆円〜4兆円規模の株式が売買されています。

“上場“している企業でも会社の規模はバラバラです。会社の規模を表す時価総額を見ると、世界的に有名なトヨタ自動車の時価総額は30兆円以上もあれば、中には時価総額20億円程度の企業もあります。

これらの企業が東京証券取引所で売買されているのですが、会社の規模などによって東京証券取引所内でも3つの区分に分けられています。

  • プライム市場
  • スタンダード市場
  • グロース市場

それぞれの市場のコンセプト(狙い)は流動性・ガバナンス・経営成績・財政状態で細かな基準で分かれています。

プライム市場は成熟した大企業、スタンダード市場は中堅企業、グロース市場はこれから発展していくであろう若い企業で成り立っています。

まとめ

東京証券取引所は2022年4月4日から現在の新体制に変更され、国際基準に沿って上場基準が厳しくなりました。

東京証券取引所の新区分に関しては別の記事にて詳しく解説していますので参考にしてみてください。

世界各国の証券取引所も同様に上場に対しては厳しい基準を設けています。東京証券取引所の他に、ニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所が世界的には有名で大規模な証券取引所です。

世界の証券取引所では毎日多額のお金が集まり取引されています。世界のお金が集まる場所が証券取引所です。

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