この記事ではFIREに向けて突き進む投資歴約20年の30代後半サラリーマンの
- 4月の株式市況
- 4月の運用実績
- 5月の投資戦術
について述べていきます。著者の簡単なプロフィールはこちらです。
4月の株式市況
4月の日本の株式指数は対前月末比下表の通りとなりました。
株価(3月31日) | 株価(4月30日) | 対前月末比 | |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 28,041.48 | 28,856.44 | +814.96 |
TOPIX | 2,003.50 | 2,057.48 | +53.98 |
マザーズ指数 | 749.45 | 745.24 | -4.21 |
3月の米国シリコンバレー銀行破綻のニュースを受け、金融株を中心に不安定な相場になるかと思われましたが、日本株は意外にも強く2,3年続くボックス相場の上値圏突破を試す展開となっています。
米国市場も金融不安報道以降は上昇ムードになっており、S&P500は4,100ポイント後半にまで回復してきました。
この勢いのまま5月も上昇となるのでしょうか?
4月の運用実績
私のポートフォリオは現在、個別銘柄投資と長期積立投資と口座を分けて運用をしています。
個別用口座には2020年4月以降は一切入金をしておりません。先月の長期積立口座への入金額は下記の通りとなりました。
- インデックス口座;22.5万円(定額積立)
- iDeCo口座;2.3万円
- 金積立;1万円
- 高配当株用積立;2万円
- eMAXIS Slim 先進国債権 ; 4%
- eMAXIS Slim バランス ; 15%
- eMAXIS Slim 新興国株式 ; 33%
- eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く) ; 16%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ; 32%
- 個別銘柄;-6.49%(前月末比)
- インデックス投資;+4.27%(開始来)
- iDeCo;+17.51%(開始来)
- 金積立;+21.29%(開始来)
個別株式は保有するグロース銘柄の落ち込みが酷く全体に影響が出てしまいました。個別口座総合的には大きく負けたという感触はありませんが、保有比率が大きい銘柄がこけるとダメージはそれなりに大きくなります。
インデックス積立投資はシリコンバレー銀行破綻の直後にスポット購入を行いましたが、4月は概ね順調に推移していたことから特別な買い増しは行わず通常通りの積み立てを行いました。
また新たにこの4月から高配当株用の運用資金を確保すべく月2万円を積み立てていくことにしました。本業での想定額以上の昇給により、想定していなかった差額2万円をなかったものとし、積み立てておきある程度まとまれば高配当株を購入していく予定です。

5月の投資戦術【上値を狙う日経平均とセル・イン・メイ】
5月の投資戦術としては;
- 個別口座;
※GW後に多くの企業が発表する決算
1. 保有銘柄の決算はシナリオ通りの数字で推移しているかを見極める。
2. 新たな銘柄の発掘。 - インデックス口座;
投資比率の見直しを検討(株式重視にリバランス)。
【個別株投資】においては、GW明けに3月末本決算の企業の決算発表が続々と行われます。決算発表は間違いなく今後の投資判断において最重要項目です。
これまで投資してきた企業が;
- 自分の思い描いていた通りの業績で推移しているのか?
- 想定以上の成績を残せているのか?
- 期待していた以下の業績になってしまったのか?
などを見極める大切な指標になります。
想定通り・想定以上であれば信じて保有していくのみですが、想定以下であれば今後の投資判断を迫られます。
長年保有していたからという理由だけで保有し続けるという判断にはならないようシビアに捉えていく必要があります。
また、この決算を機に新たな優良銘柄を発掘できるチャンスがきます。個々の投資基準を守り新たなチャンスを掴みたいところです。
【インデックス投資】は今のところ順調に推移していますが、もう少し攻めていっても良いのではないかという考えがあり、保有するバランス型から株式へほんの少しではありますがリバランスを進めていく予定です。

【5月相場の見どころ】は日経平均株価及び米国市場がボックス圏を上抜ける期待が出てきたということでしょう。
米国発の金融不安の影響は思った以上に今のことろは出ておらず、2,3年続いたボックス相場を上抜けることがあれば年末にかけて上昇相場も期待できるかもしれません。
しかし、上値を突破できなければ再びボックス相場へと戻り、下落は避けられません。5月は有名な相場ジンクスであるセル・イン・メイが待ち受けています。
▷投資の世界の奇妙なジンクス!何故か当たる○○ラリー、○○相場の年間アノマリー現象・格言を徹底解説!
個人的には上抜けることを期待していますが、現実ではセル・イン・メイの影響を受けボックス相場に戻ってしまうのではないかと危惧しています。