3月末決算を行う企業の中間配当が近づいて来ました。
配当金は再投資に回す貴重な軍資金。いつまでに株を購入していれば良いのか、いつから手放して問題ないのかなどを解説していきます。
また、上場企業が株主へ利益還元を行う配当額は過去最高になる見通しとなっていることが予測されています。
中間配当の権利確定日や高配当業種などを紹介していきます。
中間配当の権利確定日
9月末に中間配当(株主優待)が行われる権利確定日は28日となります。
ズバリ28日午後3時に保有していた人が配当の権利を得ます。

ここ数日の株価急騰からの急落、一時は配当権利を得るための購入が難しい状況となってきましたが、この急落により購入チャンスが出現しました。
しかし、ボラティリティが高くなっていることから配当額を超えるような下落も十分に考えられ、安易に購入するのはやや危険な相場です。
10万円以下で購入することが可能な銘柄は現時点で1300銘柄を超え、そのうち配当利回りが3.5%を超える銘柄は50を超えてきます。
業種別では、総合商社や金融、電力などが該当します。いわゆる高配当株です。
ウォーレンバフェットは随分前に日本の5大商社株を購入したと話題になりました。三菱商事(8058)は毎年増配を継続しており安定した配当金を得ることができるので有名です。
権利獲得日まであと僅か、興味がある方は参考にしてみてください。
今期配当、過去最高の12.3兆円
2022年3月期の上場企業の配当総額は過去最高の12.3兆円になる見込みだと報じられました。

海運や製造業で利益予想を上方修正する企業が相次ぐ中、株主還元をより手厚くする企業が増えてくる予想となっています。
好業績企業は増配や復配を計画しており、7月以降の配当の上方修正も約70社にのぼっているとのことです。
9月末に権利獲得した配当金は11月から12月頃に支払われる予定となっております。企業の業績が予想を超えてくると期末配当の増配などの上方修正も期待できます。
3月末決算を行う企業は10月から11月にかけて第二四半期決算が発表されます。ある程度会社の通期業績がわかるのでとても重要な時期になります。
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