分散投資 リスクを抑えて投資を行う基本投資テクニック~高校生向け金融教育⑩

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義務教育で始まった金融教育。ここでは小・中学生向けにお金とは?からお金についての基礎を勉強しました。
次のステップ(高校生向けの金融教育)としてお金を得る方法やお金を運用する大切さとリスク、お金との向き合い方を解説していきます。

ここまで株式投資投資信託債券について勉強をしてきました。そしてどの投資にもリスクがあることも学びました。

今回は投資を行なっていく上でリスクを抑えることが可能な武器となる1つの基本投資テクニックである“分散投資“を紹介します。

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リスクの分散

分散投資とは読んで字の如く投資先を分散するという投資テクニックです。

これは投資の本では必ず紹介され、よく卵で例えられている基本的な投資テクニック(手法)です。

“卵を1つのカゴに盛るな“という有名な投資格言があります。

これは、仮にカゴを落としてしまった場合、カゴの中の卵は全て割れてしまいます。しかし、カゴをいくつかに分けていた場合、落として割れてしまうのは1つのカゴの卵だけになるという意味です。

割れやすい卵で喩えられているのは、それほど投資は割れやすい程リスクに敏感だというメッセージが込められているからです。

では実際に投資に置き換えてどのように分けて(分散)いけば良いのか考えていきましょう。

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分散投資

これまで投資商品の種類を多く学んできました。分散という言葉の通り、1つの商品にかたよる事なく、いろいろな投資商品を組み合わせることが重要になります。

分散する内容
  • 業種
  • 種類(株式、債券、コモディティなど)
  • 時間

具体的に説明すると、投資先企業を分散するだけでなく、業種も分散する必要があります。(例えば銀行株を複数社保有するのではなく、銀行などの金融、サービス、エネルギーなど全く異なる業種を保有する事でリスクは減ります。)

また、投資する国も分散することでよりリスクは低減します。

さらに株式だけでなく債権や金、銀などコモディティーと呼ばれる商品も投資内容に組み込んでも良いでしょう。

そして同じ商品に投資するにしてもまとて購入するのではなく、時間をずらして購入することで分散効果を得ることができます。

まとめ・最強の分散投資商品

投資をするにおいてリスクは付きもの。しかし、リスクは業種・国・種類・時間などに分散することで大幅に減らす事が可能であるとわかりました。

投資はギャンブルではありません。ギャンブル要素のある一括集中投資は当たれば大きいものの外れた時の損失は大きく、立ち直れないレベルでの損失を負うこともあります。

安定して資産を増やしていくには分散投資は非常に効果的な投資手法です。

世の中には今学んだ分散投資を実行した投資商品・投資手法がいくつもあります。その1つがインデックス積み立て投資です。

インデックス投資は色々な業種・商品に分散されており、毎月積み立てて購入することで時間の分散も可能になります。

次項では、この時間を利用した分散投資方法“ドルコスト平均法“について詳しく解説していきます。

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