2023年を占う投資アノマリー【卯跳ねる!】卯年は株価が上がる?十二支のアノマリーを活用しよう!

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株式投資の世界では、はっきりとした理論的な根拠を持つ訳ではないが、実際によく当たるとされる経験則であるアノマリー現象が毎年繰り返されています。

前回の記事、

▷投資の世界の奇妙なジンクス!何故か当たる○○ラリー、○○相場の年間アノマリー現象を徹底解説!

では年間を通じての季節性アノマリー現象をまとめましたが、今回の記事では年別(十二支別)でのアノマリー現象を紹介していきます。

来年2023年はうさぎ年。うさぎ年のアノマリーとしては、兎跳ねると言われ、期待が持てる1年となりそうです。

それでは各年・十二支別のアノマリーを紹介していきます。

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十二支別のアノマリー

  • 子(ね);子は繁栄
    1950年以降の勝敗は4勝2敗 (1950-2021年)
    騰落率は +22.5% (1950-2020年)
    ねずみは子供をたくさん産むことから繁栄する→上げ相場と言われています。1950年以降の実績も勝ち越しです。直近の2020年はコロナショックもありましたがその後の株ブームとなる一大相場を築き上げました。しかし、その1つ前の2008年はリーマンショックが起きており、子年は波乱が起きる干支であるかもしれませんね。
  • 丑(うし);丑つまづき
    1950年以降の勝敗は4勝2敗 (1950-2021年)
    騰落率は -0.1% (1950-2020年)
    十二支の中では午(うま)年のマイナス5.0%に次いで二番目に悪い干支。特徴は年後半にかけて下落する傾向があること。直近の2021年も日経平均株価は9月に高値を付けていこう年末にかけて右肩下がり。年初来ではプラスになるも後半失速するという流れに乗った形となりました。
  • 寅(とら);寅千里を走る
    1950年以降の勝敗は1勝5敗 (1950-2021年)
    騰落率は +1.8% (1950-2020年)
    十二支の中で最も負け越している干支。唯一の1勝は1986年バブル相場の始まりの年。騰落率はプラスですがその年に稼いだものです。そこを考慮すると本当に弱い年ということが分かりますね。実際に今年2022年も年明けのタイミングは評論家がこぞって日経平均株価は30,000円を目指すと予想していましたが結果はウクライナ情勢や急激なインフレ問題もあり苦戦が続いています。
  • 卯(うさぎ);卯跳ねる
    1950年以降の勝敗は4勝2敗 (1950-2021年)
    騰落率は +16.4% (1950-2020年)
    さて来たる2023年はうさぎ年。うさぎ年はこれまで勝率がよく卯跳ねる→株価も跳ね上がると言われています。うさぎ年は米国大統領選の前年に当てはまり、選挙前には国民にとって都合の良い政策を多く行うことから株価も上がりやすい年になるのです。しかし2023年はウクライナ情勢も先行きが見えずリセッション間近とも言われているだけに大きく跳ねてくれるかは疑問です。
  • 辰(たつ);辰巳天井
    1950年以降の勝敗は4勝2敗 (1950-2021年)
    騰落率は +28.0% (1950-2020年)
    辰年は十二支の中で一番パフォーマンスの良い干支です。続く巳年もパフォーマンスが良いことから辰巳天井と言われています。辰年は米国大統領選も行われる年なだけに相場も活気があり上昇しやすい相場環境であることに間違いはありません。
  • 巳(み);辰巳天井
    1950年以降の勝敗は4勝2敗 (1950-2021年)
    騰落率は +13.4% (1950-2020年)
    辰年と同様にパフォーマンスの良い干支。辰巳天井という文字の如く辰年・巳年に天井を付けるということになります。ということは、この年以降は相場が崩れることを意味します
  • 午(うま);午尻下がり
    1950年以降の勝敗は3勝3敗 (1950-2021年)
    騰落率は -5.0% (1950-2020年)
    十二支の中で圧倒的に弱いのが午年。米国大統領選の年に株価がよく影響されるのですが、中間選挙の年はこぞって弱く、午年は必ず中間選挙の年に重なります。また、バブル崩壊、ITバブル崩壊の年も午年にあたっています。されど格言ですがそれなりに気を付けた方が良いことは確かです。
  • 未(ひつじ);未辛抱
    1950年以降の勝敗は4勝2敗 (1950-2021年)
    騰落率は +7.9% (1950-2020年)
    未年の投資格言は未辛抱。その言葉のままの意味で我慢が強いられる年のようです。午年の不調からリバウンドすることなく底値でウロウロするイメージです。辛抱といえど勝率は悪くなく、騰落率も低いなりにプラスで推移していることからこれから来る明るい未来への備えとなる年かもしれませんね。
  • 申(さる);申酉騒ぐ
    1950年以降の勝敗は5勝1敗 (1950-2021年)
    騰落率は +8.8% (1950-2020年)
    申酉騒ぐとは、株式相場が波乱に満ちており株価の変動が激しくなると言われています。ただし相場が荒くなっても過去は大きく勝ち越しています。各イベントで一喜一憂せずに冷静さを保つことが必要な年となりそうです。
  • 酉(とり);申酉騒ぐ
    1950年以降の勝敗は5勝1敗 (1950-2021年)
    騰落率は +15.7% (1950-2020年)
    申年と同様に株価の変動が激しくなる年にあたります。酉年も大きく勝ち越しており、たとえ急落局面が来たとしても慌てないで対応することが重要な年になりそうです。
  • 戌(いぬ);戌笑う
    1950年以降の勝敗は4勝2敗 (1950-2021年)
    騰落率は +6.2% (1950-2020年)
    戌年は株式市場では笑いたくなるようないい年だと言われています。実際に犬は番犬として堅守という意味から底堅く勝利もそこそこ期待できます。
  • 亥(い);亥固まる
    1950年以降の勝敗は5勝1敗 (1950-2021年)
    騰落率は +16.5% (1950-2020年)
    亥年の格言は、小幅な値動きにとどまることをいいます。しかし実際には勝率は良く株価上昇率も十二支の中では上位に位置します。また亥年の相場は前年度からの相場に対し、足場を固めて今後の株価上昇への期待感が込められています。
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日経平均株価と米国大統領選 十二支アノマリーへの影響大!

前途で紹介した十二支のアノマリーでポイントになっていた米国大統領選。

選挙前は票の獲得を目指して国民が喜ぶ政策を行い、勝利後には公約を果たすべく国民にとっては時には辛い政策も行います。

この周期の流れからもアノマリー現象を見る限り株価には多少なりとも影響を与えていることは事実です。

日本経済新聞より引用

この表を見る限り中間選挙の翌年、すなわち大統領選の前年に向けて買っていけば株価は上昇しますが、大統領選の翌年からは買いを抑えていけば良いことが分かります。

2022年はまさに 中間選挙の年でした。

まとめ アノマリーを上手く活用しよう

アノマリー現象は根拠のないジンクスだけれども過去の歴史が繰り返されている通り無視することはできない規則性があります。

実際の投資はそう単純なものではありませんが、十二支のアノマリーだけを見ると株価は午年に大きく下げ、その翌年以降は株価上昇に向かうことから午年から未年にかけては絶好の買い場と言えるかもしれません。

そして辰巳天井で上手く売り抜けて次の相場を待つことの繰り返し。

これらは単なるアノマリー現象ですが知っているのと知らないのとでは大きな違いです。今回は12年周期のアノマリー現象を紹介しましたが、1年間の季節性アノマリー現象もまとめてありますのでぜひ参考にしてみてください。

▷投資の世界の奇妙なジンクス!何故か当たる○○ラリー、○○相場の年間アノマリー現象を徹底解説!

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